2016年12月26日月曜日

「おやかたさま」は「お館様」と書く



「おやかたさま」という言葉は、大河ドラマなどでよく耳にしていました。けれど、文字で見るのは初めて。「親方様」ではなく「お館様」。なるほど一国一城の主ということですね。「殿」と呼ぶより、情のこもった温かい言い方ですよね。
甲州きってのお館様といえば、もちろん武田信玄。というわけで「信玄館」さんには山梨の地酒「お館様」がずらりと並んでおりました。さらりとした飲み口に純米特有のコクがしっかりと感じられる「お館様」は、八ヶ岳の麓で酒造りをする八巻酒造店さん自慢の逸品。お正月のお屠蘇にもぴったりです。
それにしても「信玄館」に「お館様」。出会うべくして出会ったお店とお酒。運命すら感じます。



そして年越しそば。除夜の鐘を聞きながらいただくのは、長寿延命にちなんで細く長いそばになったといわれています。「信玄館」さんのおすすめは自然薯を練り込んだそば。この時期だけの販売だそうです。ご近所におすそ分けすると言ってたくさん買っていくお客様もいるんだとか。もちろん美味しいから売れるのだろうけれど、ゲン担ぎにもなっている気がします。だって細く長いだけじゃなく、自然薯の粘りも加わった年越しそばって最強じゃないですか。これを食べれば来年は安泰だ。



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