2017年9月28日木曜日

アイドルだから、グッズもいろいろ



シーズンたけなわのぶどう狩りですが、ぶどうの品種は近頃驚くほど増えましたよね。中でも人気沸騰中なのがシャインマスカット。誕生してから、まだ10年ほどしか経っていない新しいぶどうですが、瞬く間に日本中をとりこにしました。その理由はなんといってもちょっとびっくりするくらいの糖度。皮ごとパリッと食べるとほとんど酸味のないジューシーな果汁がお口の中にほとばしります。



御坂農園グレープハウス」さんに、シャインマスカットを使ったお菓子のコーナーを発見。さすがに人気の品種だけあって、クッキーやお餅、ゼリー、キャラメルに羊羹など目移りするほどいろいろな商品がありました。
私のお気に入りは、シャインマスカットのグミ。250円です。



山梨県産シャインマスカットの果汁で作ったグミは、甘さも爽やかさも果実そっくり。お値段も手頃なので、大人買いしてお友達にも教えてあげました。シャインマスカットの収穫時期はほんのわずかですが、これを持っていれば、あの愛くるしいほどの美味しさをいつでも楽しむことができちゃいますよ。



葡萄棚では、ずっしりと甘く実った葡萄たちがあなたが来るのを待っています。




2017年9月7日木曜日

本当は秘密にしたい、森の隠れ家



昇仙峡は山梨有数の観光地です。でも、日中ぶらりと散策するだけで、宿泊するのは湯村温泉や甲府駅周辺のホテル。あるいは石和温泉でしょうか。昇仙峡にホテルなんかあるの?と思われる方、きっと多いですよね。あるんです、とびきりなのが。





その名も「昇仙峡渓谷ホテル」。
静かな森の中、渓谷のほとりにひっそりと佇む大屋根の建物。森の隠れ家という言葉が似つかわしいプチホテルです。日没とともに闇に覆われる森。せせらぎの音と野鳥のさえずりで目を覚ます朝。すっぽりと自然にくるまれた日常がここにはあるのです。











オーナーシェフが腕をふるう和食のディナーがとても評判で、清潔で落ち着けるお部屋も最高。お客様は圧倒的にリピーターが多いというのもうなずけます。
そして、ちょっと驚くほどお水が美味しい。天然の湧水を使っているからなんですって。これ、大事ですよね。料理の味にも影響するのかも。お風呂も湧水だからとても柔らかいんですよ。



ハンドメイドのお土産品が並ぶコーナーで丸くなっているのは石の猫ちゃん。オーナーのお母様の作品だそうです。「連れて帰って」と言っているような眼差し。かわいい。
旅の行程をあまりタイトにしないで、デッキでのコーヒーブレイクやワインタイムをあえて作りたくなる素敵なホテル。どうですか、行きたくなったでしょう。この森の小さなホテルをあなただけの隠れ家にしてみませんか。



2017年9月3日日曜日

季節のバトン、秋へ



9月になりました。空に浮かぶ雲も、秋っぽい感じになってきましたね。
今日の主役は「クレオメ」という花です。



別名「酔蝶花」。可憐な蝶が群がっているように見えるからだそうです。見れば見るほど複雑で繊細な形。まるで職人が丹念に仕上げた工芸品みたいです。
ハーブ庭園旅日記」さんの奥の方の花壇で見つけました。日中の日差しがまだ強い今の季節、涼しげで癒されました。



涼しい癒しといえば、園内にこのような物が設置されています。「ハーブ庭園旅日記」さんのオリジナル化粧水。ローズゼラニウムというハーブを主原料としたローションです。手にとって感激。なんと冷たく冷やしてあるじゃないですか。スタッフの方が陳列台の下に氷を切らさず入れてくれているそうです。首筋や腕に心地よい清涼感。ハーブの香りも爽やかでした。



園内にはコスモスの苗がすくすくと成長中。秋の準備が整っていました。



森なのに公園、公園なのに森



林の中に点在する遊具。これはちょっと珍しい風景ではないでしょうか。
中央道一宮御坂インターチェンジを下りてすぐ、山梨県森林公園金川の森です。
金川の両岸4kmほどにわたり自然を生かした6つのゾーンが設けられていて、遊び方もいろいろ。バーベキューやサイクルカート、ターゲットバードゴルフで楽しんだり、昆虫や野鳥を観察したり、広い芝生でバドミントンをしたり。一日たっぷり遊べてしまう入園無料の公園です。











すべてのエリアを歩いて回るのはちょっと大変ですが、貸自転車があります。木漏れ日の中をサイクリングするのも気持ちよさそう。家族で思い切りはしゃぎ回るのはもちろんですが、300種を超える植物が自然のままの姿を見せてくれる園内でしばし日常を忘れるのもおすすめ。
とにかく広いので、大混雑ということはまずありません。地元住民としては、これ以上有名になってほしくない穴場中の穴場です。



2017年9月2日土曜日

山梨のゴールデンシーズン、始まる



ぶどう狩りの本格的なシーズンがやってきました。今にも弾けそうな巨峰。甘くてみずみずしくて最高に美味しいです。神奈川県からの家族連れ。子どもたちは初めて見るぶどう棚に目を丸くしていました。子どもの頃のこういう体験って、一生心に残りますよね。お話を伺ってみると「自分が幼い頃に体験したぶどう狩りをぜひ息子たちにも味あわせてやりたい」と今回やってきたそうです。
一宮の「浅間園」さんは、8月上旬のデラウエアを皮切りになんと11月下旬までぶどう狩りが楽しめます。それだけ品種が豊富なんですね。
「浅間園」さんのぶどう狩りは、一房丸ごと切り取らなくてもいいというちょっと嬉しいルール。つまり食べたい分だけ、美味しそうなところだけ、2粒、3粒、切り取っていいのです。いろいろな品種や、違う木のぶどうを食べ比べることができますね。



畑に用意されたクーラーボックスには、冷えたぶどうのサービスもあります。





気の遠くなるような数のぶどうたちが実るこの風景は山梨の秋ならではのもの。一房ずつに手をかけて大切に栽培されていると思うと何故だか温かい気持ちになります。このスケールと感動をぜひあなたの目で。
「浅間園」さんはバリアフリー。車椅子でもぶどう狩りが楽しめます。
http://www.asama-en.com/asamaen.html




山梨グルメはほうとうだけじゃない



山梨県で「もつ煮」と注文すると、これがでてきます。かつてB−1グランプリで優勝に輝いたこともある「甲州鳥もつ煮」。食べたこと、ありますか?
鳥のレバーや砂肝、ハツなどを砂糖と醤油で甘辛く炒り煮したソウルフードです。もともと、捨ててしまっていた部位をもったいないと思った老舗蕎麦屋の店主が考案したメニューなんですね。それが評判を呼び、山梨では今でも居酒屋のおつまみというよりは蕎麦のお供です。キンカン(卵の黄身)が入っているのも、彩りやアクセントではなく捨てるのはもったいない、からなんです。



恵林寺前の「信玄館」さんで食べることができます。お土産としても売られていますので、気に入ったらお持ち帰りくださいね。
山梨庶民の味をぜひ楽しんでください。
http://www.shingenyakata.com/


勝沼ぶどう、そのルーツ



勝沼にある古刹、大善寺。「ぶどう寺」の愛称で親しまれるこのお寺は、甲府盆地を見下ろす小高い丘の中腹にひっそりと佇んでいます。「ぶどう寺」と言われる所以は、ご本尊の薬師如来像が左手にぶどうの房を持っているから。普通は薬壺を手にしていることが多いので、ぶどうが薬のような役割を果たし、珍重されていたことがうかがえます。ぶどうはなんと平安時代からこの地で栽培されていたのですね。国の重要文化財に指定されているため、見ることができるのは5年に一度。来年10月が次のご開帳だそうです。
ご本尊が祀られている薬師堂は730年以上も前に建てられたもの。山梨県ではいちばん古い建物です。



境内は山の斜面に広がっているので参道は階段や坂道。山寺の風情を味わいながら歩いてください。





敷地の中にはぶどう畑もありました。さすがは「ぶどう寺」。他では見られない光景です。
近頃、古刹には御朱印帳を手にした若い女性を多く見かけるようになりましたが、この大善寺は人気テレビドラマのロケ地としても有名に。若い参拝客が多いはずです。
民宿も営なむ大善寺。そちらも合わせて利用してみては?