2017年2月28日火曜日

いいとこ取りの旅はタクシーで



たとえば、のんびりと列車で行く家族旅行。目的の駅に降り立ったら、その先はどうしますか? 路線バスは本数が少なかったり、タイムロスがあったり。レンタカーはフットワークが良いけれど、運転するお父さんは昼酒できない。残念。
そこでお勧めするのが、タクシーで名所をめぐるプランです。
「ぐるっと甲州ぶらり旅」は、JR塩山駅をスタートして放光寺、恵林寺、信玄館での昼食、季節のフルール狩り、そして天空の湯での入浴と貸切のタクシーで周り、塩山駅に戻ってくるというワンデイ・ツアー。これ、とってもいいと思うのです。なぜなら、本当にいいとこついてる。甲州市の、じつにおいしいところを効率良く周れます。
料金は全て込み込みで、2名で12000円くらい。3名、4名と人数が増えれば割安です。



なかでも放光寺は、私の大好きなお寺。創立は元暦元年(1184)と歴史は古く、やわらかな雰囲気の山門や本堂、風情のあるお庭も素敵です。







「花の寺」という別名もあるくらい四季折々色々な花が迎えてくれます。この放光寺ではお抹茶がいただけます。
タクシーで行く「ぐるっと甲州ぶらり旅」は、JR駅旅、そして甲州市へのふるさと納税でも申し込めます。お問い合わせは、「信玄館」さんまでどうぞ。
https://www.shingenyakata.com



2017年2月26日日曜日

いにしえの縄文時代がこんなに近くにあった



中央高速に釈迦堂パーキングエリアというのがあります。
1980年、高速道路が建設されるにあたり、この地の遺跡発掘調査が行われました。それが釈迦堂遺跡です。縄文式の住居跡や土器、土偶などがたくさん発見されたわけですが、その時の出土品を収蔵展示している博物館があるのです。パーキングエリアから見上げる丘の上に建つ「釈迦堂遺跡博物館」。http://www.eps4.comlink.ne.jp/~shakado/



釈迦堂遺跡から出土した土偶の中に女性の出産を表現したものがいくつかあって、全国的にも大変めずらしい貴重なものなんだそうです。初めて見ましたが、足の間から胎児の頭が出てくる様子を型どったものでした。
そもそも土偶って女性を模したものしかないって知ってましたか? 何のために作られて、どんなふうに使われていたのかは、謎なんですって。「安産のお守り的な役目を果たしていたのではないかと思います」と教えてくださったのは学芸員さん。確かに、縄文時代の出産は命がけの大事業だったことでしょうからね。



これは土偶の作り方。かわいらしくて、思わず写真を撮りました。



ほかにもたくさんのおもしろい展示物がありました。これを作り、使っていた私たちの祖先の暮らしが、時速100キロの往来の下に眠っているのですね。
公共の施設ですので入館料は大人200円。見ごたえがあって得した気分です。



釈迦堂パーキングエリアに車を停めて徒歩で入館することもできます。



記念に手漉き和紙の絵葉書を買いました。土偶のステンシルがかわいいでしょう。



2017年2月25日土曜日

食べ過ぎ注意!アツアツの揚げたて天ぷら



バスツアーのお楽しみは、なんと言ってもお食事。でも、残念なことにバスが到着したお食事処に待っていたのは冷え切ったお膳、なんてことも少なくありません。
その点、「御坂農園グレープハウス」さんのお食事は違います。なんと目の前で揚げた天ぷらが食べ放題。その名もライブキッチンです。これは嬉しいですよね。思わずテンションも上がります。



広々とした明るいお食事スペース。この日は埼玉方面からのお客様が来店されていました。スタッフのお兄さん、お姉さんも元気いっぱい。笑顔のおもてなしがとても気持ちいいなと感じました。



そして見つけちゃいましたよ、山梨ならではのスナック菓子。ほうとうの麺を油で揚げて塩とコーンポタージュパウダーをふりかけた「ほっきー」です。じつはこれ、山梨では家庭でもやるんです。でも私の知るかぎり、砂糖をかけたり黒蜜でかりんとうのようにコーティングしたり、甘いお菓子に仕上げるのです。塩味系は初めて出会いました。もちろん、これも揚げたてでビールにとてもよく合います。「ほっきー」というネーミングも、なかなかいけてますよね。
ライブキッチンは団体のお客様だけのサービスだそうです。社員旅行の幹事さん、さっそくお店に問い合わせてみてください。
http://www.misakanoen.co.jp



2017年2月12日日曜日

お土産に迷ったら、これ



今日は旅のお土産の話です。
家族に、友人に、職場の仲間に、そして自分に。あれこれお土産に悩むのも旅の楽しみのひとつですよね。私はなるべく、その場所でしか買えないものを探すようにしています。
甲府の武田神社を訪れたら、ぜひ手に取っていただきたいお土産をふたつご紹介します。



まずひとつ目は信玄太鼓判羊かんと信玄塩羊羹。竹の皮のパッケージがレトロな感じでいいでしょう。どちらもこっくりと甘く、なめらかな口当たり。これ、本当に美味しいです。お値段もリーズナブルなので、たくさん買っておすそ分けするのにもぴったり。



そしてもうひとつは、武田神社御用達カステラ焼き。武田菱の形をしたふんわりカステラの中にあんこが入っています。じつはこれ、信玄餅で有名な桔梗屋さんに製造を依頼しているプライベート商品なんだそうです。職場のティータイムにいいと思いませんか。



どちらも武田神社前の「かぶとや」さんでしか買えません。帰る前に甲府駅で買おうと思っても売っていませんので気をつけて。
旅の土産話を披露しながら、大切な人とお茶を一服。添えるお茶菓子はこれで決まりです。



2017年2月8日水曜日

春との待ち合わせ



夏の間、刈っても刈ってもすぐに庭を占領する雑草にうんざりする私なのですが、北風が吹きすさぶこの季節、土から顔を出す新芽を見つけると嬉しくなります。たとえ、それがあのにっくき雑草でもね。
これはヒヤシンスの花芽です。「もうすぐ春が来るんだよ」と教えてくれているようです。
そんなわけで、春の兆しを探しに「ハーブガーデン旅日記」さんへ行ってきました。







木々の新芽はあちこちで膨らんでいたし、ビオラの小さな苗も整列していました。チューリップの球根は、土の中で出番を待っています。百花繚乱の春を想像しながら歩いていたら、ふと目をやった足もとの石畳。花々に見とれて歩いていた季節には気づかなかったのですが、とっても可愛い。思わずカメラに収めてしまいましたので紹介します。細かく砕いたタイルかと思ったら、カラフルな天然石でした。素敵なアイデアですね。



スタッフの皆さんが愛情を持って植物を育て、ゲストを楽しませるために頑張ってくれているからこそ、このお庭の春は素敵なんですね。そんなふうに思いました。
本当に春が待ち遠しい。早く暖かくならないかな。



ラウンジでレモンバームのハーブティをいただきました。レモンバームは夏になると我が家の庭にも生い茂るのですが、こんなに美味しいお茶になるなんて。今年は草刈りのついでにレモンバームを刈り取って、お茶づくりに挑戦しようかと思います。
空気はまだ冷たかったけれど、もうすぐ春は必ずここにやってきます。



燃えるような恋ギフト



もうすぐバレンタインデー。チョコレートもいいけれど、甘いものが苦手という彼には、こんなプレゼントはいかがでしょうか。お洒落なボトルに入った無色透明のお酒、グラッパです。
グラッパはブランデーの一種。イタリアではとてもポピュラーで、食後酒などとして楽しまれているそうです。じつは日本産のグラッパはごくわずかなんですが、そのひとつが「白百合醸造」さんでつくられています。「甲州」と「ネオマスカット」の2種があり、どちらも原料の風味がしっかり残っていてフルーティなのだとか。お値段は2160円。



お店の片隅に飾られていたこれは、グラッパの蒸留器なんですって。なるほど、ここに火を入れて水滴を集めるのか、と製造工程がよく分かる。もちろんこれで製品をつくっているわけではないのですけれど、レプリカやオブジェではなくれっきとした実用品なのだそうです。イタリア製でしょうか。



ところでこのグラッパのアルコール度数は40度。火をつけたら一気に燃え上がってしまいそうな情熱的な恋に、ぴったりのギフトだと思いますよ。