2018年11月25日日曜日

心と体に注入、秋のボタニカルエッセンス



秋を楽しむには絶好の3連休。どこかへ出かけましたか?
山歩きをして紅葉狩りするのは最高ですが、それもちょっと億劫だし、時間もあまりないという方におすすめなのが勝沼町の「ハーブ庭園旅日記」さんです。何しろ、秋という秋をコンパクトに凝縮した場所なんですから。
冬場の見どころ大温室もすでにオープンしていますが、そちらは次回のお楽しみにして今日はお庭を散策。







目線を上に投げると、頭の上に秋がいっぱい。秋の色はやっぱり赤なんでしょうか、青く澄んだ空の色とのコントラストがきれいです。







そして足もとにも絵になる秋がいっぱい。自分だけのオータムショットをカメラに収めるのも楽しいですね。
スニーカーでなくても、たとえば車椅子でも、紅葉狩りが存分に楽しめる穴場です。12月1日には、毎年話題になるイルミネーションも始まりますので、陽が傾きかけてからのお散歩もいいかもしれません。入場は無料。植物たちがくれる秋の贈り物をぜひご堪能ください。



2018年11月24日土曜日

心も温もる秋の陽だまり



まるで田舎のおばあちゃんの家。一瞬、そんなふうに感じてしまいました。とは言っても、私には残念ながら田舎に親戚はありません。日本人の心の原風景というか、子ども時代に読んだ昔話の挿絵というか、とにかく懐かしい空間がそこにあったのです。
甲州市塩山駅北口のすぐ前。甘草屋敷という築150年以上にもなる古民家が、文化財として残っています。



切妻造りの大屋根に、中央部2段の突き上げ屋根。これは甲州の特徴的な建築様式だそうです。甘草という薬草を育て、幕府に上納していた高野家の住宅。
この時期になると、甲州名物の枯露柿が軒下にずらりと並びます。





柿の色は「夕焼け色」と例えられることがあります。秋らしい風情のある色合いですよね。ところで枯露柿とあんぽ柿の違いをご存知ですか。枯露柿が水分を70%程度飛ばしてしまうのに対し、あんぽ柿は50%くらい残します。つまりあんぽ柿は半熟で柔らかい。
余談ですが、ちょっとした豆知識。





甘草屋敷は内部も見学できます。急な階段を上って2階に行くと古民具や農機具などを見ることができます。
前にもこのブログでご案内しましたが、2月の11日から4月18日までの期間、甘草屋敷で雛人形の展示があります。こちらもとても素敵です。



観覧料は大人300円、小人200円。休館日は火曜日です。電車でもアクセスが良い場所にあります。ぜひ足をお運びくださいね。