2017年4月30日日曜日

愛すべき箱庭のような森



ゴーデンウィーク。前半は好天に恵まれ、絶好の行楽日和となっています。でも、どこへ行っても混雑していて出かけるのも億劫になっている方もいるのではないでしょうか。そんな方に、今日は穴場スポット武田の杜http://y-zouen.jp/takeda/をご紹介します。
甲府市街から昇仙峡を辿るルートの中腹にある千代田湖の西側。野鳥のさえずりがひっきりなしに聞こえる森林公園があります。これが武田の杜。







遊歩道が整備されていて、ハイキングコースは気軽に歩ける30分くらいから選べます。小さなお子様連れでも安心。そして何より眼下に広がるこのパノラマが魅力なんです。



甲府盆地を一望する雄大な景色。写真では雲がかかっていますが、左手に富士山も見えています。こんなに素敵な場所なのに、全国的にはあまり知られていないみたい。
これからの季節は、新緑の中の森林浴に最適です。体も心も清涼感で満たされる森の散歩道。あなたも歩いてみませんか。



2017年4月23日日曜日

倍率300倍の狭き門



幽玄な桃源郷の花盛りが終わると桃農家のお仕事はますます忙しくなっていきます。
甘くて立派な実を育てるには、間引き作業は欠かせません。じつは桃の場合、まだ開花しない蕾のうちからその作業は始まっています。これを摘蕾(てきらい)というのだそうです。だから桃畑の花は、観賞用の桃の花より少し地味なのです。
開花した後も摘花(てきばな)作業は続きます。写真のように下向きに咲いた花を少しだけ残し、あとは摘み取ってしまいます。



今日、お邪魔した「浅間園」さんでも、その作業が行われていました。
小さな実がつき始める頃になると、今度は摘果(てっか)と名を変えて間引き作業は続きます。これを繰り返し、最終的には300の花のうち1つだけが実になれるというわけです。これはすごい競争率。幼稚園お受験の比ではありません。
枝振りのちょうど良い場所にあり、ほどよく間隔をあけ、うまく陽の当たる位置にある花だけが生き残れるというわけです。だから私たちが食べる桃は、選ばれし桃なのです。
それにしても、美味しいものを作るのは地道で繊細な作業の繰り返しなんですね。感謝しながらいただかなくては。



2017年4月22日土曜日

春は桜だけじゃない



見てください、見事に咲きそろったチューリップ。その数、なんと5万本です。まるで童話の世界へ迷い込んだような、とてもメルヘンな景色です。
「ハーブ庭園旅日記」さんは、今チューリップが花盛り。いえいえ、花盛りなどという生やさしいものではありません。大洪水、大爆発。カラフルなチューリップの絨毯が目に飛び込んできた瞬間、思わず「わぁー」と声が出ます。
下の写真はちょうど1ヶ月前。春は駆け足でやってくるのですね。



スタッフの皆さんのご苦労がしのばれます。5万本もの花を美しく咲かせるのは、どんなにか大変なことでしょう。それなのに入場料が無料なんですよ。なんだか申し訳ないみたい。山梨に遊びに来たら、ぜひここは寄ってみてほしい場所です。



ローズガーデンでは、たくさんの品種のバラたちが開花の準備を着々と進めておりました。こちらも楽しみです。
「ハーブ庭園旅日記」さんでは、これからの季節次々といろいろな植物が花をつけます。いつ行っても癒される素敵なお庭です。



2017年4月20日木曜日

女性の、女性による、女性のためのワイン?



ワイン王国山梨には、世界各国で開催されるワインコンクールで栄冠に輝いた素晴らしいワインがたくさんあります。もちろん、ここ「白百合醸造」さんも名だたるコンクールでの受賞歴は数々あるのですが、今日ご紹介するのはSAKURA AWARDS 2017の日本ワイン部門でグランプリに輝いたL'ORIENT CELLAR MASTER MUSCAT BAILEY A(ロリアン セラーマスター マスカットベリーA)という辛口の赤ワインです。
サクラアワードというのは日本で開かれるコンクールなのですが、ちょっと変わっているのが審査員が全員女性ということ。



ソムリエやワイン醸造家、ワインジャーナリストなど、日本のワイン業界で働く女性406名が世界中から集められた4200アイテムを試飲し、秀逸ワインを選ぶのだそうです。聞いただけで酔いが回ってきそうですね。女性が選んだワイン。だから、ぜひ女性の方にお勧めしたいな。頑張った自分へのご褒美にいかがですか。ワイン通の彼女へのお土産にも最高だと思いますよ。



ところで、以前「白百合醸造」さんでいただいたぶどうの枝から葉が出ました。ちゃんと生きているんですね。感激です。このあと根が出てきたら、庭に植えようと思います。楽しみです。



2017年4月19日水曜日

開花前線、丘を駆け上る



春の嵐から一転、今日の甲府市は30度近くまで気温が上がり、初夏の陽気となりました。
笛吹桃源郷を一望する展望スポット、一宮町花見台からの風景です。斜面に連なる桃畑の間の、迷路のような細い道を車で登っていくと開けた風景の中に花見台が現れます。



ログハウスのような木造の可愛らしい花見台。階段を上ると2階のテラスに出られます。通り抜ける風が気持ち良く、お昼寝でもしたい気分になりますが、のんびりできるのは平日だけ。花の時期の週末は混雑しますのでお気をつけください。
笛吹桃源郷の桃の開花は低層から中層、高層へと進んでいきます。だから「出遅れたかな」と思ったときは高台へ向かえば間に合うというわけ。





この時期、果樹に咲く桃の花だけではなく観賞用の変わった桃の花もあちこちで見かけます。「浅間園」さんにもありました。しだれ桃や菊桃。一宮町の春は、とにかくピンク一色なのであります。



2017年4月12日水曜日

いっそ、戦国武将になりましょう



今日、4月12日は武田神社の例大祭。毎年、武田信玄公の命日に行われるお祭りです。
お神輿を先頭に市内を練り歩くのが、武田二十四将騎馬行列。信玄公の家臣たち24人が馬に乗って行軍します。
満開の桜の中、沿道の声援を受けながら誇らしげに馬を進める武将たちは皆、満面の笑みです。それもそのはず、二十四人の家臣たちは高い倍率の抽選を勝ち抜いたとてもラッキーな皆さん。そう、二十四将は一般公募なのです。
衣装一式と騎馬指導がついて参加料は1万円。たったそれだけで戦国武将になる夢が叶うのですから、マニアには大きな魅力ですよね。



外国人枠も2名あります。サムライは世界中で人気ですものね。もちろん、女性でもいいのです。今年の山本勘助役は女性ですね。



最後尾を行くのが我らが武田信玄、お館様です。
この騎馬行列に起用される馬たちは山梨県内の馬術クラブから集められています。実際に馬を引いているのは調教師の皆さん。だから暴走したりはしません。安心です。
さあ、あなたも来年は戦国武将にチャレンジしてみませんか。二十四将の募集は甲府市の公式ホームページで。毎年、前年の9月頃が締め切りのようです。



2017年4月10日月曜日

春のモヤモヤ解消大作戦



春先に体調を崩す方って多いですよね。暖かくなって、心も体もリラックスできるはずなのに、どうしてでしょう。ちょっと調べたら、いろいろ原因がありました。
まず、花粉症。これは言わずもがなですね。花粉症の方にとって春ほど迷惑な季節はないでしょう。そして、三寒四温の春先の気候。昼夜の寒暖差などもあり、体の調節機能がうまく働かないのかな。知らず知らずのうちに体が冷え、風邪を引いてしまうことも多いようです。それから、新生活のスタートに伴う心のトラブル。不安やストレスで情緒不安定になってしまうケースもあるかもしれません。
こうした要因は、夜きちんと眠れないという不眠症を招きます。「春眠暁を覚えず」などと言いますが、春になると眠れないという方も少なくないのですね。
眠れない春の夜にはハーブティーがいいですよ。ヒーリング効果のある香りを楽しみながら体を温めることができる、まさに春の憂鬱解消にはぴったりのアイテムです。
「ハーブ庭園旅日記」さんには、オリジナルブレンドのハーブティーがたくさん揃っています。リフレッシュ、リラックス、ダイエットなど目的に合わせたブレンドから選ぶことができるので、ハーブティー初心者にも心強いですね。







「ハーブ庭園旅日記」さんは、もうすぐ百花繚乱の季節を迎えます。心のリフレッシュには何といっても旅がおすすめ。美しいお庭を眺めにいらっしゃいませんか。
園内のショップには、ハーブティーをはじめ心と体を癒すグッズがいっぱい。買って帰って気に入ったら、インターネットでリピートすることもできるから安心です。
https://www.herb-teien.com
さあ、コートを脱いで春の旅に出かけましょう。



2017年4月9日日曜日

メインキャストを見るなら、ここが穴場




山梨に春の到来を告げる信玄公祭りが華々しく開催されました。例年より遅かった桜の開花もまるでこのイベントに合わせたかのようにドンピシャリ。咲き誇る満開の桜の下での時代絵巻となりました。
中でも有名なのが、ギネスにも認定されている日本一の武者行列。毎年、武田信玄役、山本勘助役などに著名な役者さんやタレントさん、スポーツ選手をキャスティングして観客を沸かせます。でも沿道から遠目に見る馬上の信玄公や勘助では、なんだか物足りないという方には、ぜひこちらをおすすめ。
武者行列の前に戦勝祈願式というお祭りの成功を祈願する儀式が武田神社で行われます。勇壮な武者の隊列を率いてメインキャストの皆さんが目の前に現れるのです。肉声ももちろんよく聞こえます。観客からは「お館様〜」の掛け声も。
今年の信玄公役は三遊亭小遊三さん、勘助役は林家三平さん、そして特別ゲストに林家木久扇さんの笑点トリオです。写真もバッチリ撮れましたよ。





武者に扮するのは県内の企業やお役所で働く皆さん。山道やお堀の周りで高らかに勝鬨をあげていました。普段のスーツや作業着から武者装束に着替えて街を闊歩するのは一体どんな気持ちなのでしょうか。信玄公祭りの夜、甲府駅周辺の居酒屋さんでは武者装束のままで打ち上げをする方々をたびたび見かけます。想像してみてください。暖簾をくぐったら武者で満席、なんていう光景。ちょっとびっくりしますよね。



甲府駅まで続く参道は桜並木。曇天がちょっと恨めしいです。



大鳥居前の「かぶとや」さん。蒸し暑いくらいの陽気だったためか、祭りの興奮をクールダウンさせたいのか、一番人気の信玄アイスに行列ができていました。