2018年6月30日土曜日

クリエイティブな夏休み



びっくりするほど早く梅雨明けを迎え、いよいよ夏本番です。夏休みの計画は進んでいますか?
アウトドア派のファミリーなら、キャンプは定番。自然の中で火を起こして料理をしたり、星空を眺めたり。楽しいキャンプは、最高の夏の思い出になりますよね。
昇仙峡にほど近い「創作の森おびな」は、ちょっと変わった楽しみ方ができる穴場のキャンプ場。今年の4月にリニューアル・オープンしたばかりです。









木立の中に可愛らしい三角屋根。これが新しく作られた研修棟とアトリエ棟です。さまざまなワークショップや創作活動にこのスペースを使うことができます。寝袋や寝具を持ち込んで宿泊することもできるので、合宿もできますね。ファミリーや友だちだけでなく、趣味のサークルや団体でも利用することができます。





建物の外壁、そして敷地内の小道や広場に描かれた愉快な絵は東京芸術大学の学生さんたちの手によるもの。緑に囲まれた小高い丘にアートな空間が広がっています。







もちろん、テントサイトの設備も充実。日常を忘れて自然を満喫する秘密の場所といったところでしょうか。
ここは甲府市が運営しています。公営ですので料金が安いのも魅力。昇仙峡観光の足場としても最適ですよ。



2018年6月25日月曜日

神様ではなく、お客様のために



外国の方が日本へやってきて、いちばん驚くのは機能的で清潔なトイレだという話をよく聞きます。2020年の東京オリンピックを前に、来日される外国のお客様も増える一方。民泊などの宿泊施設や交通網、Wifiなどの通信設備とともに観光地のトイレも整備が進んでいるのかしら。
久しぶりに訪ねた恵林寺前の「信玄館」さんのトイレが美しくリニューアルされていてびっくり。落ち着いた色合いの清潔感あふれる内装に、ウォシュレットやエアータオルを完備。バリアフリーの個室も思いやりのある設計になっていました。









バス旅行やマイカーでのドライブの途中、トイレ休憩は大事なリフレッシュタイム。きれいなトイレだと気持ちがいいですよね。たかがトイレ、されどトイレ、なのです。
サッカーワールドカップロシア大会での日本人サポーターのゴミ拾いが、世界中から称賛を浴びています。きっと日本人は、自分の周りをきれいに保つことで心やすらかにいられる人種なのかもしれません。それがおもてなしの気持ちにもつながっているのでしょうか。
トイレに神様がいるかどうかは別として、きれいなトイレはおもてなしの基本。「信玄館」さんの思いをトイレに見つけた一日でした。



2018年6月23日土曜日

バラのお姫様



梅雨空が続く今日この頃。街中では綺麗に咲いた紫陽花を見かけますが勝沼の「ハーブガーデン旅日記」さんでは、様々な花が今を盛りと咲き誇っています。
今日はローズガーデンの一角にあるロイヤルローズのコーナーをクローズアップ。



その名の通り、皇室にまつわる名前がついたバラだけを集めた花壇です。





バラの名前は品種改良をした人が自由に命名できるそうです。バラは優雅で気品のある花。プリンセスの名前を拝借したくなるのもなんとなくわかるような気がします。
ところで、バラの種って見たことがありますか? なかなか売っていませんね。



花の終わったあとにできるバラの実、つまりローズヒップの中に種はあるのですが、種からバラを育てるのは至難の技なんだそう。しかも同じ木にできた種でも、咲かせてみると花はいろいろ違う形だったりするんですって。種から育てたバラには、名前をつけて新種登録するチャンスもあるのだとか。バラは本当に奥が深い。私だったらどんな名前をつけようか、なんて妄想を膨らませながらロイヤルローズを眺めておりました。



自分で育てなくてもここに来ればたくさんの品種が見られるので、栽培はスタッフの皆さんにお任せしようという結論に達し、あとはバラたちに囲まれてゆったりと時間を過ごしました。
梅雨の晴れ間、足を踏み入れるだけで気分を上げてくれるローズガーデン。ぜひ、訪ねてみてくださいね。



2018年6月17日日曜日

手ぶらでBBQ



爽やかな風が吹く梅雨の晴れ間。青空のもと、家族や仲間とバーベキューなんて最高ですね。でも、バーベキューって、いろいろと準備が大変。場所を予約したり、器具や食器や材料も用意しなくてなはりません。
そこで、ご紹介したいのが「御坂農園グレープハウス」さんの「手ぶらでBBQ」。ドライブの途中、突然「ランチはバーベキューしたい」という話になっても大丈夫。カップルやファミリーなら予約なしでもバーベキューができます。しかも準備は何もいらない。文字通り手ぶらでOKです。



ぶどう棚の下、広々としたテラス席で本格的なバーベキューが手軽に楽しめちゃいます。
料金は一人前1200円(税別)から。
桃狩りも今日6月17日から始まっています。桃狩り+バーベキューもいいですね。



そしてお土産に、ブドウの苗木が人気だそうです。自宅でシャインマスカットが収穫できたら最高です。チャレンジしてみては?



2018年6月9日土曜日

それぞれのストーリーを味わおう



あなたはワイン通ですか? 私はまったくそうではありません。産地とか、歴史とか、難しい知識は持っていなくても、自分のお気に入りの味を探すのはとても面白い。ワインはそうやって楽しむものだとここに来るたびに思います。ぶどう王国山梨を旅するのなら、ワイナリー探訪は外せないメニューですよ。
今日は、勝沼の「白百合醸造」さんのテイスティングをご紹介します。



ワイナリーのテイスティングは、すべて無料のところもあります。でも、無料だとついついあれもこれもと試飲してしまい、逆に迷ってしまいませんか?
「白百合醸造」さんでは、ひとつひとつの銘柄について原料や特徴などをスタッフさんから教えてもらうことができます。まず、それぞれのワインストーリーを聞いて思い入れを深めたところでテイスティング。たっぷりとグラスに一杯、銘柄によっては二杯、試飲することができるので、自分の好きなワインかどうかがしっかりと確かめられます。
良いものを心を込めて勧めてくれる。製品に自信があるからできることなんでしょうね。
少し多めに時間をとって、「白百合醸造」さんに是非お立ち寄りください。お子様やドライバーさんには果汁100%のぶどう液もありますよ。




2018年6月5日火曜日

誰にも似ていないという魅力



自分だけのお気に入りの場所は、あまり人には言いたくないもの。あなたをそんな気持ちにさせてしまうかもしれない、とっておきのカフェを今日はご紹介します。



昇仙峡長瀞橋そばの「カフェ・シドン」。芸術家のご夫婦が経営する素敵なお店です。





店内には古い調度品とご夫妻が手がけた絵画やガラス工芸品などアート作品が並んでいます。二つとして同じものはなく、手作りのぬくもりが伝わってくる作品ばかり。もちろん、販売もしてくれます。
大きな鉢に盛られているのは、ご夫妻が山で集めたオニグルミ。量り売りです。硬い殻を石で割るのは大変ですが、濃厚な味がします。



シドンというのは、前13世紀ごろに栄えた東地中海沿岸の都市国家の名前だそうで、現在のレバノン。貿易の拠点となっていた大都市でガラス工芸が盛んだったことから、お店の名前にしたのだとか。
作品の数々もさることながら、私はこの建物自体がアートだなあと感動してしまいました。見上げると吹き抜けになっている天井には梁が渡り、床の段差には隠し扉のように引き出しが設えてあります。大きな窓から陽光が降り注ぐ2階はこんな感じ。



「インターネットなどとは無縁の生活をしているので」とおっしゃるオーナー。どおりでネット上にはあまり露出がないわけです。一杯ずつ丁寧に淹れてくれるコーヒーや紅茶は心からホッとする味わいで、そば粉のクレープも評判がいいみたい。
一歩足を踏み入れるとここだけ時間が止まっているような不思議な空間。パリの石畳にあるようなオープンカフェ、古い建物を再利用した古民家カフェなど、近頃カフェが賑わいを見せていますが、きっとここに似たお店はどこにもないような気がします。昇仙峡にこんな素敵なカフェがあること、おぼえていてくださいね。