2017年6月29日木曜日

100円に愛を込めて



いよいよ今週末から富士山の夏登山が始まります。今年も国内外からたくさんのお客様が訪れることでしょうね。
さて、富士山五合目のトイレは、どこも有料です。なぜなら、富士山には水道がないからなんですね。トイレやお店で使う水は麓から給水車で運んでいます。
「富士山みはらし」さんでも、定期的に水を買って床下の貯水庫に備蓄しているのだそうです。お土産が並ぶお店の床下を見せてもらいました。



写真では分かりにくいですが、手を入れれば触れるところまで水が張ってあります。
富士山にとって水は本当に貴重。だからトイレは水を節約する泡洗浄式でした。



本来、富士山は人の足で踏み荒らしてはいけない聖地なのかもしれません。美しい富士山を美しいまま後世に伝えていくために、私たちはできる限りのことをしたいですね。
そんな思いで、私も100円を置いてきました。富士山への小さな愛の形です。



可愛い限定品の謎



限定という言葉は、本当に魅力的です。期間限定、数量限定、ご当地限定なんて言われるとなんとしても手に入れたくなってしまいます。
「白百合醸造」さんから、今年も出ました「さくらんぼのワイン」。季節限定の可愛らしいワインです。ロゼワインの瓶の中にさくらんぼを2粒閉じ込めてあります。



そそぐたびに瓶の中でゆらゆら踊るさくらんぼ。飲み終わったら食べたいけれど、どうやって出すのでしょうか。そもそも瓶の口より大きなさくらんぼをどうやって入れたのか。お店のスタッフさんに尋ねましたが、企業秘密ということで教えてもらえませんでした。こんな小さな謎も含め、お土産やプレゼントに喜ばれること請け合いの限定商品です。



フルール王国山梨の6月の代名詞、さくらんぼ。県内各地のさくらんぼ農園は、連日首都圏からのお客様で賑わっています。




2017年6月19日月曜日

無駄のない美しさ



ぶどうの花って、見たことありますか。これなんです。これで満開。とても地味ですよね。花びららしきものが見当たらない。
ぶどうは風媒花と言って、蜂や蝶など虫たちの助けを借りずに自分だけで受粉します。だから魅惑的な花びらは必要ないのでしょうか。なんだか自立したキャリアウーマンみたいに凛々しくて機能美に溢れていると思いませんか。
ぶどうは今が開花の季節。一宮の『浅間園』さんでも収穫の順番と同じ順で、次々に咲いています。



そして、この時期のぶどうの若葉は、天ぷらにすると美味しいんですよ。少し苦味があって大人の味でしょうか。もちろん、食べられるのは消毒などをしていない若葉だけなので地元にいてもなかなかの珍味です。機会があったら、試してみてくださいね。



2017年6月11日日曜日

地元のアイドル



みにくいアヒルの子は、白鳥の子どもだったというアンデルセン童話を思い出してしまいました。白鳥のヒナは、こんなグレーがかった色をしていましたよ。
じつは武田神社のお堀にいるコブ白鳥に、先月ヒナが誕生したのです。これは50年ぶりの快挙だとか。泳ぐヒナを見守っているのはお母さんでしょうか。とてもほほえましい光景です。



パンの耳をカゴに入れて浮かべてあります。お堀にたくさんいる鯉に餌を横取りされないための対策かな。一羽がちゃっかりカゴの中に入っていました。食べ放題ですね。



本当は5羽生まれたのだそうです。いつの間にか3羽になってしまったそうで、人の目が届くお堀の中とはいえ生き残るのは大変なことなのですね。
写真の奥に見える建物は甲府市立相川小学校。平日は、この小学校の5年生が餌をやっています。目下、このヒナちゃんたちは武田神社のアイドル。無事に大きく育つことを町のみんなが願っています。




2017年6月4日日曜日

もう残念なんて言わせない



観光地で食事をして「まあ、仕方ないか」と思ったことはありませんか? おいしくないし、値段が高い。それでも観光地だから仕方ない。昇仙峡に来たら、そんな思いはさせません。長瀞橋の近くにある「すがはら屋」さんは、地元の人も通うお蕎麦屋さん。
手打ちはもちろんのこと、蕎麦の実を石臼でひくところから店内で。本物の蕎麦の味を堪能できます。



一番人気は天せいろ1600円。これからの季節は冷やしとろろ蕎麦1200円もいいですね。



それからこれは、甲府名物のとりもつ煮800円。B−1グランプリで一躍有名になった山梨のソウルフードです。甘辛だれで香ばしい。甲府でお蕎麦のおともと言ったらこれ。ぜひ一度おためしくださいね。




「すがはら屋」さんは天神森バス停前。せせらぎの音が涼しいテラス席もあります。



女王様のお庭



さあ、バラの季節!「ハーブ庭園旅日記」さんのローズガーデンにも、250種類のバラが咲き乱れています。右を見ても左を見てもバラの花。気品のある花の姿も高貴な香りも、やっぱりバラは百花の女王様だと思ってしまいます。
珍しい品種もたくさんあるのでバラに詳しい方には見ごたえがあると思うし、バラには普段縁がないという方なら、ただただうっとりと楽しんでいただければそれで正解。
とにかくその美しさをお伝えしたいので、今回は写真をたくさん載せますね。

















「ハーブ庭園旅日記」さんのバラは6月いっぱい楽しめます。入園無料。



五穀豊穣、十穀大豊穣



最近ではファミリーレストランなどでも、白米と雑穀米を選べたりしますよね。その昔、日本が貧しかった時代に米の代用品として食べられていたキビやアワ。それらの雑穀が、現代人に不足しがちな栄養素だと言われ、新しい食文化として定着しています。
栄養豊富な穀物たちをおいしく食べるために開発された商品「信玄十穀屋」シリーズをご紹介します。使われている穀物は胚芽押麦、もちきび、もちあわ、黒豆、緑豆、小豆、黒米、籾発芽玄米、黒ごま、アマランサスの10種類。それぞれビタミンや鉄分、カルシウムなどの体にいい栄養素がパワフルにつまっています。
お米に混ぜて炊くのが雑穀の一般的な食べ方ですが、「ご飯は白くないと嫌だ」という方、結構多いのです。でも、クッキーやケーキなどのスイーツになっていたら、きっと迷わず食べちゃいます。



甘いものが苦手なら、十穀を練り込んだほうとうやすいとんもありますよ。
「信玄十穀屋」シリーズは、恵林寺前「信玄館」さんのオリジナル。体が欲しがる栄養素をおいしく食べましょう。



旬を封じ込めてます



山梨は言わずと知れたフルーツ王国。ぶどうや桃はもちろんですが、ほかにもいろいろ特産の果物があるのです。それをまとめて羊羹にしてしまった山梨八珍果本舗のフルーツ羊羹。「御坂農園グレープハウス」さんのオリジナルです。
どれも果物の爽やかな味わいを生かしてつくられた軽い口当たり。全種類の試食ができるのも嬉しいですね。値段も手頃で一番人気のお土産だそうです。
これからの季節は、冷やしていただくのがおいしそう。



この日もお土産コーナーはたくさんのお客様で賑わっていました。美味しいもの、珍しいものがいろいろ揃っているので、迷うこと必至。そう、どんどん迷って悩んじゃってください。それも旅の楽しみのひとつですから。