2017年9月2日土曜日

勝沼ぶどう、そのルーツ



勝沼にある古刹、大善寺。「ぶどう寺」の愛称で親しまれるこのお寺は、甲府盆地を見下ろす小高い丘の中腹にひっそりと佇んでいます。「ぶどう寺」と言われる所以は、ご本尊の薬師如来像が左手にぶどうの房を持っているから。普通は薬壺を手にしていることが多いので、ぶどうが薬のような役割を果たし、珍重されていたことがうかがえます。ぶどうはなんと平安時代からこの地で栽培されていたのですね。国の重要文化財に指定されているため、見ることができるのは5年に一度。来年10月が次のご開帳だそうです。
ご本尊が祀られている薬師堂は730年以上も前に建てられたもの。山梨県ではいちばん古い建物です。



境内は山の斜面に広がっているので参道は階段や坂道。山寺の風情を味わいながら歩いてください。





敷地の中にはぶどう畑もありました。さすがは「ぶどう寺」。他では見られない光景です。
近頃、古刹には御朱印帳を手にした若い女性を多く見かけるようになりましたが、この大善寺は人気テレビドラマのロケ地としても有名に。若い参拝客が多いはずです。
民宿も営なむ大善寺。そちらも合わせて利用してみては?



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