2016年11月6日日曜日

信玄さんが見上げた空



武田信虎・信玄・勝頼が三世代にわたって暮らした躑躅ヶ崎(つつじがさき)の館。その跡地に建立されたのが武田神社です。
鳥居の下に立って参道の方角を振り返ってみました。武田通りと呼ばれるこの道はずっと坂道で、まっすぐ下りていくと2キロほど先に甲府駅があります。そう、武田神社は小高い丘の上にあるのです。
そもそも、ぐるりと山に囲まれた盆地はそれ自体が敵の侵略を阻む防御壁になっていたから、武田家は住処にこの地を選んだのでしょう。さすがは戦国の名武将。
正面に見える山並みは身延山のあたりでしょうか。町の様子は変わっても、あの山並みはきっと当時のまま。信玄さんもこの景色を見ていたのかと思うと、なんだか親近感がわきますね。



そういえば七五三のシーズン。可愛い晴れ着姿の子どもたちをたくさん見かけましたが、挙式を終えたばかりの新郎新婦にも遭遇。チャペルウエディングのブームも一段落して、神社での挙式が見直されていると聞いたことがあります。神社での結婚式は厳かでいいものですよね。若い人たちには、逆に新しいのかもしれません。
お宮参りに始まって、七五三、結婚式。地元の人たちにとって、武田神社は人生の節目とともにある神聖な場所なんですね。




紅葉はこれからが本番という感じ。日中の日差しは暑いくらいでした。
というわけで、お堀の前のかぶとやさんで一息。元祖信玄アイスをいただきました。こっくりと濃厚なバニラ。きな粉と黒糖は鉄板の相性。これはクセになりそうだ。



0 件のコメント:

コメントを投稿