2016年11月27日日曜日

軒先の秋



雪です。まだ11月なのに。
3年前の大雪以降、山梨県人は雪に過剰反応してしまいます。ちょっと迷ったんですけど、予定していた枯露柿散策、行ってきました。
訪ねたのは枯露柿の里として有名な塩山地区の岩波農園さん。恵林寺さんのすぐ近くです。降りしきる雪の中、忙しそうに作業されていました。




枯露柿の名前の由来は、まんべんなく日が当たるようにコロコロと回して干したから、と言われています。枯露は当て字なのでしょうか。
渋柿の皮をむき、縄に吊るして軒先に干す。ひとつひとつ人の手で作られている枯露柿。大変な作業ですね。その製法は昔とちっとも変わっていないそうです。
あちらを見てもこちらを見てもすだれのような柿、柿、柿。鳥に食べられないのかと心配になリます。「畑の木には取り残した柿の実があって、鳥は熟したそれを食べる」とのこと。なるほど、優しい工夫だ。
年末が出荷のピークだそうで、そういえばおせち料理に入っているのを見かけますよね。
白く粉を吹いた甘い枯露柿。これからはもっとありがたくいただけそうです。
岩波農園さんの動画はこちら。https://www.youtube.com/watch?v=Hy7bivfD14c



恵林寺さん前の信玄館さんでは、枯露柿をめぐる30分ほどのコースをイラストマップで紹介しています。ガイドさんの説明を受けながらのウォーキングもできるとのこと。



お問い合わせは、信玄館さん(TEL.0553-33-3555 )まで。



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