2016年11月4日金曜日

ユーモラスな表情に、思わずニンマリ



ひと目で「これ好き」と思ってしまいました。
鮮やかな色使いと柔らかい筆のタッチ。仏様なのにほのぼのした顔つき。
これは甲府市出身の林正日呂さんという版画家の作品。色紙に直に書かれた原画です。
林画伯は、江戸時代後期にたくさんの仏像を彫った木喰上人の研究をされていたそうです。木喰仏は微笑みを浮かべたお顔が特徴なので、彼が描く優しい表情もその影響なのかもしれません。
この絵と出会ったのは、昇仙峡の菅原屋さん。美味しい手打ち蕎麦がいただけるお店です。店内には同じ作者の大きな版画も飾られていましたし、よく見れば蕎麦猪口にも微笑みが。林正日呂さんは菅原屋さんの大将とゆかりのあった方なのですね。



絵は、ご要望があれば譲っていただけるそうです。私も一枚買おうかな。そのくらいのお値段でしたよ。
芸術の秋。絵の良し悪しはよくわかりませんが、自分の部屋に掛けておきたいなあ、と思ったら、それは良い絵なのではないでしょうか。



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