2019年4月13日土曜日

おやゆび姫を探しに



子どもの頃、いちばん最初に覚えた花は何ですか?「チューリップ」と答える人、きっと多いと思います。私もその一人です。
そのせいでしょうか、チューリップを見ていると何だか童心に帰るよう。
「ハーブ庭園旅日記」さんでは、今年も5万株のチューリップが見頃を迎えています。







そして思い出すのが、アンデルセン童話の「おやゆび姫」。チューリップの花の中から生まれた小さな女の子の話です。あのお話は、どんな結末だったでしょう。気になって調べてみたら、花の国の王子様と結婚して幸せに暮らしましたとさ。ふっくらと丸みを帯びた可愛い花にふさわしい、やさしいお話です。
イギリスでは、チューリップを「妖精のゆりかご」と呼ぶそうです。アンデルセンもチューリップの花が揺れるのを見ながら「おやゆび姫」を発想したのでしょうね。



咲き競うチューリップの花の中におやゆび姫が眠っているかもしれません。
見頃は、4月の下旬まで。



2019年4月10日水曜日

春の絵本を開いてごらん



まるで絵本の中に迷い込んだような素敵な景色。桃と菜の花の小径です。





迷路のように作られた花のさんぽ道は、歩いていると菜の花の茂みから野ウサギが飛び出してきて道案内をしてくれる。思わずそんな空想をしてしまいそうな不思議な場所です。
絶好のSNS映えスポットであることは間違いなし。小さな子どもたちも楽しそうにはしゃいで走り回っていましたよ。
青い空、ピンクの桃の花、そして黄色い菜の花のコントラストはまさに春の象徴。



ここは「御坂農園グレープハウス」さんに春だけ出現するお花畑エリア。不思議の国の黄色いポストに投函した手紙は、大事な人にちゃんと届きます。



2019年4月8日月曜日

春の贅沢



見上げれば満開の桜。そして見下ろせば光の海。こんなお花見はいかがでしょうか。
ここは昇仙峡にほど近い「武田の杜」。トレイルランニングのコースで有名です。お花見スポットとしてはちょっと穴場なので、地元の人以外はあまり行かないかもしれません。
期間限定のライトアップは、街中から見上げると山の頂上が白くぼんやりと浮かび上がり、「あ、今年も始まったな」なんて思うのです。
ブルーシートを敷いてお酒を楽しむお花見ではなく、幻想的な春の夜を静かに楽しみたい人におすすめのとっておきの場所です。









ログハウス風のサービスセンターでは、温かい甘酒の振る舞いも。まだ少し冷たい夜風に染み入るような温もりでした。



2019年2月25日月曜日

昇仙峡の素顔



2月とは思えないほど、暖かい日が続いています。風もなく穏やかな日曜日、昇仙峡の渓谷道路を散歩してきました。流れを覗き込むと、相変わらず水は美しい。光の反射に近づく春の気配を感じることができました。



そうは言っても緑はまだほとんどなく、岩肌がむき出しになっている状況。それで気づいたのですが、この季節だからこそ楽しめることがあるのです。



昇仙峡ならではの荒々しい巨岩・奇岩。緑の木々に隠れてしまう夏場より、その迫力は圧倒的で改めて驚かされました。つくづく奇跡のパワースポットです。



ツイツイ、ツルルルと可愛いさえずりが聞こえたので見上げると、コゲラでしょうか、文鳥ほどの大きさの野鳥を見ることができました。昇仙峡は野鳥の宝庫としても知られています。エナガやヒヨドリ、運が良ければ美しいブルーのキセキレイとも出会えますよ。
この季節は、バードウォッチングにも向いていますね。野鳥が見つけやすいから。






かすかな春の兆しを探すのも楽しいですね。歩くにはちょうど良い気温でした。




2018年12月2日日曜日

冬が遅刻している間に



12月に入ったというのに、どうしてこんなに暖かいのでしょうか。
天気が良かったので、ふらりと昇仙峡へ。例年なら凍えてしまう季節ですが、昼間はコートがなくても大丈夫でした。思った通り、まだ紅葉は残っていて青い空と相まって秋の気分を味わうことができました。











どうやら、冬は足踏みしているみたい。
秋の旅、行きそびれてしまったという方。冬が遅刻している間に遊びに来ませんか。近いのに深い昇仙峡なら、日帰りでも十分楽しめます。




2018年11月25日日曜日

心と体に注入、秋のボタニカルエッセンス



秋を楽しむには絶好の3連休。どこかへ出かけましたか?
山歩きをして紅葉狩りするのは最高ですが、それもちょっと億劫だし、時間もあまりないという方におすすめなのが勝沼町の「ハーブ庭園旅日記」さんです。何しろ、秋という秋をコンパクトに凝縮した場所なんですから。
冬場の見どころ大温室もすでにオープンしていますが、そちらは次回のお楽しみにして今日はお庭を散策。







目線を上に投げると、頭の上に秋がいっぱい。秋の色はやっぱり赤なんでしょうか、青く澄んだ空の色とのコントラストがきれいです。







そして足もとにも絵になる秋がいっぱい。自分だけのオータムショットをカメラに収めるのも楽しいですね。
スニーカーでなくても、たとえば車椅子でも、紅葉狩りが存分に楽しめる穴場です。12月1日には、毎年話題になるイルミネーションも始まりますので、陽が傾きかけてからのお散歩もいいかもしれません。入場は無料。植物たちがくれる秋の贈り物をぜひご堪能ください。



2018年11月24日土曜日

心も温もる秋の陽だまり



まるで田舎のおばあちゃんの家。一瞬、そんなふうに感じてしまいました。とは言っても、私には残念ながら田舎に親戚はありません。日本人の心の原風景というか、子ども時代に読んだ昔話の挿絵というか、とにかく懐かしい空間がそこにあったのです。
甲州市塩山駅北口のすぐ前。甘草屋敷という築150年以上にもなる古民家が、文化財として残っています。



切妻造りの大屋根に、中央部2段の突き上げ屋根。これは甲州の特徴的な建築様式だそうです。甘草という薬草を育て、幕府に上納していた高野家の住宅。
この時期になると、甲州名物の枯露柿が軒下にずらりと並びます。





柿の色は「夕焼け色」と例えられることがあります。秋らしい風情のある色合いですよね。ところで枯露柿とあんぽ柿の違いをご存知ですか。枯露柿が水分を70%程度飛ばしてしまうのに対し、あんぽ柿は50%くらい残します。つまりあんぽ柿は半熟で柔らかい。
余談ですが、ちょっとした豆知識。





甘草屋敷は内部も見学できます。急な階段を上って2階に行くと古民具や農機具などを見ることができます。
前にもこのブログでご案内しましたが、2月の11日から4月18日までの期間、甘草屋敷で雛人形の展示があります。こちらもとても素敵です。



観覧料は大人300円、小人200円。休館日は火曜日です。電車でもアクセスが良い場所にあります。ぜひ足をお運びくださいね。