
閑静な住宅街の奥に突然現れる山門。甲府五山のひとつ、法泉寺に行ってきました。
この山門、二層構造になっていて上の部分は鐘楼です。大晦日には除夜の鐘が響くのでしょうね。
甲府五山とは、武田信玄が京都や鎌倉の五山制度にならい集めた5つの寺院のこと。歴史好きの方には五山をめぐるコースが人気です。


山門をくぐると、まるでここだけ時間が止まっているような錯覚さえ覚えます。この本堂は、なんと340年前に創建されたもの。静寂の中、圧倒的な存在感を放っておりました。


法泉寺は武田信武、武田勝頼のお墓があることでも知られています。亡くなった時期が200年以上も違う二人の墓所が並んでいました。それを見ていたら、気の遠くなるような時間がこの場所を通り過ぎていったんだと実感。本当に不思議な気分です。



ずっと変わらないもの。ここにはそれがあると感じました。心を自由に遊ばせてしばし空想の世界に佇むのも、旅の楽しみのひとつですね。
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