2018年5月12日土曜日

封じ込めたのは愛と感謝のさくらんぼ



雨のあとの、すっきりとした五月晴れ。ぶどうの新緑と青空の美しいコントラストを見ることができました。今日は勝沼の「白百合醸造」さんを訪ねましたよ。



山梨はフルーツの名産地。6月になると県内各地でさくらんぼ狩りが始まります。この時期になると私が思い出すのはさくらんぼのワイン。ロゼワインの中にさくらんぼの実を閉じ込めた愛らしいワインです。期間限定品なので、これをお目当てにやってくるお客様もいらっしゃるとか。







ちょっとしたサプライズ効果もあるので、プレゼントにしても喜ばれます。もちろん、山梨でも指折りの醸造元が手がけるワインですから、美味しさも折り紙つき。
そういえば、明日は母の日。日頃の感謝を込めてお母さんにさくらんぼワインを贈るのはいかがでしょう。センスのいい、可愛いサプライズだと思うな。




2018年5月3日木曜日

心と体を強くする森



爽やかな新緑の季節になりました。よく晴れた連休の初日、昇仙峡渓谷道路を歩いてきました。木漏れ日の中、水音を耳にしながら歩く森林浴は、気分をリフレッシュさせてくれるだけでなく、体の免疫力を高めてくれると聞いたことがあります。さまざまなウイルスから私たちの体を守ってくれるナチュラルキラー細胞の活性化に、森林浴は効果があるんですって。
そして、四季折々の表情を見せてくれるこの散歩道には今回もまた色々な発見がありました。





















渓谷に沿った道ですが、流れを覗き込んでばかりいないで山側の景色も堪能してください。それが、より楽しく散策するポイントかな。うっそうと茂る草木の中で健気に咲いている花や岩のくぼみに根を生やす植物を見るとすごく元気がもらえます。





歩き疲れてお腹が減ったら、長瀞橋わきの「菅原屋」さんへ。打ちたての蕎麦の香りを楽しみたくてシンプルなせいろをいただきました。のど越しもなめらかで、新緑に負けず劣らず体に優しいランチです。
さあ、新緑の森で心と体をケアしましょう。



2018年4月14日土曜日

桃源郷の春



今年の春はなんだか慌ただしい。桜の開花も早かったですが、その他の花たちも次々と目まぐるしく咲き乱れ、うっかりすると見頃を逃してしまいそうです。
というわけで、桃畑での作業もにわかに忙しくなってきた模様。先日立ち寄った一宮町の「浅間園」さんでも、受粉作業の真っ最中でした。



長い竿の先にある毛ばたきのような丸いポンポンに花粉をつけては丁寧に受粉させていました。地道な作業ですね。ここで栽培されている主な品種は白鳳と白桃で、そのうち人工授粉が必要なのは白桃。甘い果汁をたっぷり含んだ浅間白桃は山梨の代表的な桃です。
おいしい実を収穫するために桃は間引きを行いますが、蕾を摘み、咲いた花を摘み、小さな実をつけてからまた摘んで、実と実の間隔が良い具合になるようにするのだそうです。私たちが食べているのは、選ばれし一花なのですね。
このときに摘んだ花から人工授粉のための花粉をとります。どうやって花粉だけを集めるのか不思議に思って尋ねたら、こんな秘密兵器を見せてくれました。





上は花から葯(やく)と呼ばれる花粉が詰まった袋だけをふるい分ける機械。下はその袋を開かせて花粉を取る機械だそうです。これだけ手をかけて作られるのだと思ったら、なおさらよく味わって食べたくなりました。
収穫は6月下旬からということです。たくさんの方々においしい山梨の桃を楽しんでいただきたいな。



2018年4月9日月曜日

日本の明日を見渡した丘



桃の里、一宮町にも駆け足で春がやってきました。
今日は山梨の隠れた名所、知る人ぞ知る穴場スポットをご紹介します。
日本に初めて地下鉄を敷いた早川徳次(はやかわ のりつぐ)という人をご存知でしょうか。「地下鉄の父」とも呼ばれる彼は、現在の山梨県笛吹市一宮町の出身です。



明治14年に生まれた早川氏は早稲田大学卒業後、満州鉄道に就職します。視察で訪れたロンドンで地下鉄に衝撃を受け、日本の近代化のために東京に地下鉄を導入しようと奔走します。地質調査やスポンサー探し、国の機関への申請など、長い歳月をかけて地道な努力を重ねました。当時の東京には路面電車や自動車も走っていましたが、人力車や馬車も行き交う時代。地面の下に電車が走ることを誰が想像したでしょう。
数々の困難を乗り越えて昭和2年に上野〜浅草間、次いで浅草〜新橋間を開通させ、15年に東京地下鉄道株式会社の社長を退いてから、故郷に戻ったのだそうです。
生家のあった場所に松下村塾のような学問所「青年道場」を作りたいと考え、まず講師の宿舎を建てました。この国の未来を担うリーダーを育てることが彼の新たな夢になったのでしょう。75年以上前のその建物が、桃源郷を見下ろす一宮町東新居に残っています。











全部ご紹介することはできないのですが、この時代にトイレが水洗だったり、建具や間取りの細かいところに贅を尽くしたり、当時としては画期的でモダンな建物だったとわかります。本当に見ていて飽きない面白さがありました。
早川氏は、この宿舎を建てたあと急逝し「青年道場」は残念ながら実現しませんでした。





この日はイベントで子どもたちがだるま作りに挑戦していました。早川氏のふっくらとしたお顔にちなんで、だるまなんだそうです。思い思いに色を塗って、楽しそうでしたよ。
普段は一般公開されていない施設ですが、10名ほどのグループで予約すれば見学できます。問い合わせは「いちみやスコップの会」まで。
早川氏が信念で貫いた浅草新橋間は、現在も東京メトロ銀座線が走っています。



2018年4月5日木曜日

咲いた、並んだ、春のオブジェ



戸惑ってしまうほど突然に、百花繚乱の春がやってきました。
あちこちから花の便りが一斉に飛び込んでくるものだから、忙しくて仕方ありません。こんな春は珍しい。
例年ならもう少し遅いはずのチューリップもご覧の通り、あっという間に花盛りです。
ここは勝沼の「ハーブ庭園旅日記」さん。園内には約5万球もの球根が植えられていて、咲きそろった景色は圧巻です。まるでメルヘンの世界ですね。









様々な品種のチューリップが目を楽しませてくれるなか、今年の注目はキャンディチューリップ。一つの球根から枝分かれしていくつも花が咲くのです。





これはちょっと驚き。一見の価値ありです。子どもの頃、絵に描いていたチューリップは茎一本に花一輪。その固定概念が変わるかもしれませんよ。この枝咲きチューリップは生育が他の品種より少し遅めのように思えましたので、まだしばらく楽しめそう。ぜひ足を運んでください。
チューリップの見頃は4月下旬まで。



2018年3月17日土曜日

夫婦は一心同体



梅の花があちこちで花を咲かせる季節になりました。ということは、一宮さんの夫婦梅も咲いているはず、と思って足を運びました。桃の花の色に近い、濃いピンク色の花が満開でしたよ。一宮さんと地元で呼ばれているのは、甲斐国一宮浅間神社。木花開耶姫命を祀る富士山信仰にゆかりのある神社です。夫婦梅、と聞けば2本の梅の木が寄り添うように立っている姿を想像しますが、ここのはちょっと違うのです。立木は1本。なぜ夫婦桜と呼ばれるかというと、初夏に実る梅の実が二つずつくっついてできるからだそうです。



縁結び、子宝成就、安産祈願の神様としても知られるこの神社らしい不思議な話です。
境内にはほかにも見所がいっぱい。人型にくりぬかれた石をくぐる祓い門や自分の干支にお参りする十二支参り、そして子供が喜びそうな遊具もあります。















国道20号沿いに赤い大きな一の鳥居が立っていて、神社はそこからすぐのところ。家内安全を祈願しながら、ふらりと散策するには素敵な場所です。



今年の新人、芽吹いています



少し春らしくなってきましたね。ブーツではなくスニーカーを履いて「ハーブ庭園旅日記」さんへ行ってきました。お庭を歩いて春の兆しを探そうと思ったのですが、スタッフの方が「今なら珍しいものが見れますよ」と教えてくれたのでさっそく大温室へ。
これ、なんだかわかりますか? レモングラスの花なんです。レモングラスはイネ科のハーブ。細い葉の部分は刻んでハーブティーにしますし、硬い茎の部分はトムヤンクンに入っていますよね。スタッフの方々もこの花を見るのは初めてだとか。ちょっと調べてみたら、日本では花は咲かないと言われているらしいです。だからとても貴重。



大温室は4月になると閉館になってしまうので、見たいという方はお急ぎください。
「ハーブ庭園旅日記」さんの春といえば、一面に咲き乱れるチューリップが圧巻。生育具合はこんな感じでした。今年も開花が待ち遠しいですね。



そしてバラのゾーンでは、さっぱりと剪定された枝に新芽が出ていました。そういえば台所の隅に置いてあるジャガイモにも芽が出ていましたっけ。春は芽吹きの季節ですね。





4月の半ばくらいからは、次々と様々な花が咲き出して、いつ行っても何度行っても楽しめると思います。入園無料ですからね、足繁く通っていただきたいな。